1. はじめに
反射防止フィルムは対象物の表面に貼合することにより反射防止効果を付与することができるため、様々な表示装置に用いられている。特にCRTの平面化やPDP、大型LCD等が普及したことにより、表面反射防止処理の必要性が顕在化した。
反射防止加工自体は新しい技術ではなく、レンズ等の比較的小型な物品に対する蒸着という形で普及していたが、テレビ用途に使用するような大型ディスプレイに対応するために低コスト化と高い供給能力を求められるようになった。このような要求に対して、フィルムへの反射防止処理という製品形態がとられるようになり、現在では大型ディスプレイ用のほとんどが対象物に塗液を塗布するウエットコーティング法による反射防止フィルムを採用し、フラットパネルディスプレイの一般普及とともに市場が急成長している。